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2009年8月

2009年8月20日 (木)

第五八節 「失うは儚く、なんとも悲しいものかな」

得ることあれば、失うこともある。
得る、得る、得るで行けたらどんなに楽だろうか。
しかし、そんなことはかなわない。

すべてを受け入れる器があればどんなに楽だろう。
人には器の大きさの違いがある。
こんなことではビクともしない人もいる。
たったこれだけのことでと散っていく人もいる。

誰も、失うことで納得する者はいない。
天秤にかけた末、どうしても上乗せすることが出来ず溢れ出してしまったものを切り捨てる。
そこには、単純な理由なんてものはなく、苦渋の末の決断なのだと思う。

溢れ出すものを泪に変え、全て吐き出せたらどんなに楽だろうか。
しかし、それはかなわない。
投げ出すわけではなく、真正面から向き合って答えを導き出す。
それが、吉と出ようが凶と出ようが、そうすうることが責任でありけじめなのではないだろうか。

迷いはいつまで経っても消えない。
しかし、いつかは別れがくるのだ。
今自分に出来ることは、迷うことでもなく女々しくすがることでもない。
別れを受け止め、別れるその日までの一日一日、一分一秒、一瞬一瞬を大切にし、寂しさ、悲しさを噛み締め、忘れることのない思い出をこの胸に刻み込むことだと思う。

その先はわからない。
ただ、今は願うだけだ。
「また、出会えることを・・・」

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