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2008年9月 8日 (月)

第四九節 「スタートライン」

勝負の世界は厳しい。
たった1点、たったコンマ1秒、たった数mmでさえ勝敗が分かれる。
その差は、紙一重であり天と地ほどの差でもある。
捉え方は人それぞれ自由だが、本当の意味で現実を見つめることが出来た者がさらなる成長へと歩み出せることだろう。


ほんの僅かな差であっても、勝敗がつく。
僅差の勝負であっても、その時に感じる差は、勝者と敗者は決して同じものではない。

勝者が感じる差とは、その言葉の通り本当に僅かな差でしかないのだ。
同じ状態で試合をしたならば、6割程の確立で勝利を得ることが出来るだろう。
しかし、6割程でしかないのだ。
一歩間違えれば、自らが敗者になりえるのだ。

逆に敗者が感じる差は全くの正反対である。
感じる差というよりも、そう感じなければいけないのだ。
どれだけ僅差の試合をしても、敗者は敗者でしかない。
次やったら勝てると思っていれば、高い確率でもう一度敗者になるだろう。
敗者にとって紙一重とは、それほど大きな差なのだ。

勝敗を分ける要素の一つとして、自力の差が挙げられる。
楽な試合より苦しい試合にこそ勝てる者が、他の者よりも自力が勝っていると言える。
負ける者は、自力が劣っていたのだ。
自力の部分に運は作用しない。
自力の勝っている者が確実な勝利を収めることが多い。
それが、勝負の世界なのだ。


しかし、蔑むばかりでなくていい。
敗者になったとはいえ、紙一重の試合を行うことが出来たのだ。
今まで余裕で勝ってきた相手にではなく、大差で屈辱的な負けを喫してきた相手にだ。
だから、自信を持って良い。
自分たちはここまでの力を持っているのだと。
しかし、そこに満足してはいけない。
今回が最高に近い試合ではなく、今回を最低ラインにしなければいけない。
求められるのは更なる成長。
目指すは高い目標。


もう一度スタートラインに立とう。
それ以上後ろに下がることはないのだから。
前を向いて走り出そう。
最高の舞台で最高に感動出来る試合を目指して・・・。

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