第五十節 「最高の先生は過去の自分」
過去を振り返るな。
前を向いて歩き続けろ。
人は過去は過去とし、先を見据え続けて生きていく。
自らもそれで良いと思っていた。
しかし、本当にそれで良いのか?
過去も自らが歩んできた道、そこは平坦な道ではなかったのだから・・・。
言葉とは難しいものである。
発するとなると、世間体を気にし思っていることを言えなくなる。
全てを取っ払い、表現したとしても時間と共に忘れ去られる。
しかし、
綴るとなると、包み隠すことなく言葉が並ぶ。
記すと、記憶として残り、記録として見返すことも出来る。
私は、このブログを開設する前、不定期ながらサッカーノートを記していた。
今回、それを見返す機会があった。
そこには、不細工で不恰好な文字が並べられていたが、しっかりと自分の歩んできた道が言葉として記されている。
一つの出来事で喜び、一つの出来事で落ち込む。
本当に起伏の激しい人生を送ってきたものだ。
しかし、その都度気持ちを、学んだことを裸のままの言葉として残している。
今は、失われかけた感情がそこにはあった。
過去があるから、今の自分がある。
世間体を恐れず、抱いた感情。
失敗、苦難を乗り越えてきた強い精神力。
今でも後悔し続ける妥協。
他人から伝えられた大切な言葉。
未来の理想の自分を手に入れる為のヒント。
過去、自らが歩んできた道には色々な物が転がっており、そこにしっかりとした足跡を残してきていたのだ。
過去に目を向けることも大切である。
過去を後悔する必要はない。
後悔しても何も変わらないのだから。
過去の自分を物語として読み返す。
それぐらいの気持ちで良いのだ。
文字を通して情景をイメージし、そこに表される文字の意味は自らが作り出せる。
今日読んだ文字を一年後に読めば、また新しい言葉として自分に降り注ぐだろう。
その先には必ず、豊かな自分が待ち受けていることだろう。
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