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2008年6月12日 (木)

第十九節 「目標のベクトル」

一人では持ち上げられない物を二人で持ち上げる時、二人の目標のベクトルが同じでないと一人の時となんら変わりはない。
それは、誰もが分かっていることだろう。

しかし、目標のベクトルが合った時は1+1=2以上の力を発揮することも少なくない。
それは、人数が増えれば増えるほど強大な力を生み出すことが出来る。
しかし、1人よりも2人、2人よりも3人と人数が増えるにつれて、目標のベクトルを合わせることは容易ではなくなる。
サッカーでは、11人、否サブも含め20人前後の目標のベクトルを合わせなければいけないのだ。(時にはサポーターも含め合わせる必要がある)


しかし、今の現状はどうだろう?

全員の目標のベクトルはバラバラである。

バラバラと言っても勘違いしないで欲しい。
大きな目標に向かってのベクトルは全員同じ方向を向いている。
誰もが、「王座奪回の為に」という目標を胸に戦っている。
その為に、一試合一試合勝つことを考えている。
誰も負けることなど望んではいないのだ。

しかし、そこへ向かうまでのもっと噛み砕いたベクトルが別方向へ向いているのだ。
そのベクトルは、まず、「チームの為に」と「自分の為に」という2方向に分かれる。
そこから、また細かく分かれ、「チームの為に」と思っている者は実力で貢献するのか、裏方で貢献するのかと分かれ、「自分の為に」と思っている者は自分が貢献出来なくても、他人が出来るようにサポートするという方向と、自分が貢献出来ないんだったら知らないといった方向に分かれる。
大きな目標が一緒であっても、そこまで向かう力のベクトルはこれだけ違うのだ。
これでは大きな力を発揮することは出来なく、結果もついてこないだろう。


実際、目標のベクトルなんて誰がどの方向に向いているかなどわからない。
しかし、そのベクトルの向きを知る手段として「話し合い」というものがある。

最近の試合では、中々得点出来ない。
それに加え、失点も多い。
何故か?と考えた時に、ほとんどの人が今までのチームと比べて実力が低下したのだと考えるだろう。
それもあるかもしれない。
しかし、それだけではないのだ!
格下の相手が格上の相手を食うことがある。
それは、全員の目標のベクトルが一方向を向き、生み出された大きな力が相手を超えたからである。
しかし、今のチームにはそれがない。
攻撃の仕方を取ってみても、全員が同じ理解を示していないのでほとんどの攻撃が個人に頼ったものになってしまう。
個人対チーム、どんなに力の差があったとしてもチームが勝つだろう。
守備に関しても同じである。
相手がチームで攻めてくるのに対し、個でしか守れていない。
これでは勝てる試合も勝てないのだ。


これらを改善するためにも、先に述べたように「話し合い」が必要なのだ。
誰にどんな役割があるのか?
誰をどのように使いたいのか?
どのように使われたいのか?
全体で何をしたいのか?
本当に些細なことから何でも話し合わなければいけない。
そうすることで、全員の中に共通理解が持たれ、一人一人のベクトルが同じ方向を向く。
ベクトルが同じ方向へ向かっている者の人数が少しでも増えることで、大きな変化が訪れるだろう。
そこには今とは全く違った結果が待ち受けている・・・。

「大切なのは話し合い。重要なのは他人に聞かれるまで待つのではなく、自分からベクトルの向きを伝えることだ」

~本日の練習~
☆個人練習
1.エアロバイク 15km/25分
2.チェストプレス 40kg、50kg

☆チーム練習
OFFの為休み

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コメント

僕も今のチームはバラバラだって思うし、考え方が違う個人個人が共通理解をもつために、もっといろんなことを話していくことが必要だと思い、いろんなことを試してまが、なかなか上手くいきません・・・

コミュニケーションをとるときに大切なのは、自分の考えを言うこと、相手の考えを聞くことの2つだと思うけれど、自分の言い方がよくないのか、相手に聞いてもらえず、よく衝突してしまいます。

でも、衝突しちゃうってことは、今の状況を変えなきゃという想いがみんなにあるということだと思うので、それをチームとして同じベクトルに向かって行くことができるようになればいいなと思います。

みんなで頑張りましょう!

投稿: あほになる番号 | 2008年6月12日 (木) 16時51分

次のしまなみ戦、サポーターもベクトル合わせていけたらいいなあ。

投稿: 3の倍数(No.12) | 2008年6月12日 (木) 21時53分

コメントありがとうございます。
あほになる番号さん
意見交換をし、衝突し合うということは悪いことではありません。
衝突するということは、相手も何らかの考えを持っているということです。
言い方が分からないとありますが、言い方は人それぞれの言い方で良いと思います。
その時のポイントとして大切なことは2つ!!
1つ目は、自分の意見だけを押し付けても誰も受け入れたくはありません。皆自分の考えが少なからず正しいと思っているからです。だから、時間が掛かっても相手の考えを聞き、自分の考えを伝えることが大切です。1回だけならなんら変化はないでしょう。何度も何度も繰り返すことでやっと調和しだすのです。「自分の意見が正しいと思っていても、相手の意見を聞き、こういう考えもあるんだと受け入れた上で根気良く話す」・・・これが大切です。
2つ目は、他人同士が共存し合っている空間です。衝突することは避けられません。しかし、それはサッカーをしている時間だけで十分なのです。一度サッカーの時間が終わるとそこでは仲の良い友達、先輩・後輩でなければいけません。他人と深い話をする為には、それだけの信頼関係がなければ絶対に行えません。それを私生活で築いて行くのです。「サッカーと私生活の切り替え」これが大切です。
お互いに以上のことに気を付けてもっとチームを良くして行きましょう!!


3の倍数(No.12)さん
いつも応援ありがとうございます。
そして、思うような結果が出せず本当に申し訳ありません。
サポーターの皆さんは試合に勝ってようが、負けてようが、いつも同じ方向へのベクトルを示してくれています。
それはとてもヒシヒシと感じます。
しかし、当の選手達のベクトルが右往左往してしまっています。
サポーターの皆さんが向かわなければ行けない方向を示してくれているというのに・・・。
だから、次のしまなみ戦、チームはサポーターの皆さんの向かっている方向を目指して一丸となって戦って行きたいと思います。
本当は、チームの向かっている方向にサポーターの皆さんが便乗するというのが普通なんでしょうが、今のチームは方向感覚を失いかけています。
誠に勝手ですが一試合でも早く皆さんに追いつけるよう一人一人が努力して行きますので、「夢への道標」となって頂けると幸いです。

投稿: ryo | 2008年6月13日 (金) 11時49分

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